
sankei.com · Mar 2, 2026 · Collected from GDELT
Published: 20260302T113000Z
3月2日、イスラエルの空爆によりレバノン・ベイルート近郊で立ち上る煙(AP=共同)イランと連携するレバノンの民兵組織ヒズボラは2日、イスラエル北部を攻撃し、イスラエルも応戦した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)は、米国とイスラエルによる対イラン攻撃を巡りレバノン正面でも「新たな戦端」が開かれたと伝えた。中東で紛争が拡大し泥沼化するおそれがある。ロイター通信によると、ヒズボラはイラン最高指導者ハメネイ師殺害に対する報復として、ミサイルや無人機を発射した。米国とイスラエルによる対イラン攻撃後、ヒズボラによるイスラエル攻撃は初めて。イスラエル側に被害は確認されていない。ヒズボラからの攻撃を受けたイスラエル軍は2日、X(旧ツイッター)でレバノン全土のヒズボラの拠点への攻撃を開始したと発表した。投稿では、対イラン攻撃作戦の一環として「多正面のシナリオに備えている」とし、戦闘が拡大する可能性がある。レバノン・ベイルート南部で、イスラエル軍の攻撃後に立ち上る煙=2日(AP=共同)イスラエル軍のザミール参謀総長は声明で、「われわれは長期の戦闘に備えなければならない」と述べた。ヒズボラは2023年10月、パレスチナ自治区ガザの戦闘開始を機にイスラエルへの攻撃を強めた。イスラエルは24年9月にヒズボラの指導者ナスララ師を空爆で殺害し、10月にレバノン南部に侵攻するなど幹部を相次いで殺害してきた。両者は米国の仲介で24年11月に停戦に合意したが、アルジャジーラは今回のヒズボラの攻撃が停戦の崩壊を意味すると報じた。ロイターによると、ベイルートでは十数回の爆発が起き、イスラエル軍はレバノン南部の村落の住民に避難するよう勧告した。レバノン当局は、少なくとも31人が死亡し、149人が負傷したと発表した。(カイロ 佐藤貴生)